2017年5月26日金曜日

Windows10 ProでHyper-Vでubuntu16.04をセットアップ

大変ご無沙汰しすぎて、久しぶりの投稿です!
最近、我が家のPC老朽化に伴い、Thinkpad T470sを購入しました。Macのようなおしゃれな感じはないですが、仕事で使う道具としてはシンプルでとても満足しております!
それはさておき、今回購入したマシンは仕事で使用するために購入したので、OSもWindows10 Proにしました。Windows10 ProにはHyper-Vという仮想マシンが標準で使えるので、さっそくubuntu16.04をインストールしてみました。

Windows10 ProのHyper-Vにubuntu16.04をセットアップする大まかな作業手順


作業の大まかな流れは以下の通りです。作業を進めていくうえで、特に難しい点はなかったですが、端末によってはHyper-Vをセットアップする際にBIOSの設定変更が必要となる場合がありそうです。私のマシンもBIOSで設定を変えました。
  1. Hyper-Vのセットアップ
  2. ubuntuのisoイメージをダウンロード
  3. 仮想スイッチの作成
  4. 仮想マシンの作成とインストール

Hyper-Vのセットアップ


標準で使用できるとはいえ、初期状態では使える状態になっていないのでセットアップを行います。
コントロールパネル→プログラム→プログラムと機能を開きます。画面左側に「Windowsの機能の有効化または無効化」があるのでクリックします。Hyper-Vを選択状態にしてOKボタンをクリックします。
もしここで、Hyper-Vプラットフォームが選択できない状態の場合は、BIOSの設定を変更する必要があります。BIOSを起動して以下の項目を変更します。
Advanced → CPU Configuration → Execute Disable Bit → [Enabled]
Advanced → CPU Configuration → Intel(R) VirtualizationTechnology → [Enabled]
BIOSの変更が終わったら設定を保存して、再び上記の作業を行います。

ubuntuのisoイメージをダウンロード


以下のサイトからダウンロードします。このファイルを後で使用するので、適当な場所に保存します。
http://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix

仮想スイッチの作成


「Hyper-V マネージャー」を起動します。画面右側の「仮想スイッチ マネージャー」をクリックします。

仮想スイッチを新規作成します。「外部」を選択して「仮想スイッチの作成」ボタンをクリックします。その後、適当な名前を付けてOKボタンをクリックします。




仮想マシンの作成とインストール


仮想マシンを新規に作成して、ubuntuをインストールしていきます。Hyper-Vマネージャーの画面右側にある「新規」「仮想マシン」をクリックします。インストールはウィザードに従って進めていきます。


とりあえず「次へ」をクリックします。


仮想マシンの名前を入力します。任意のフォルダにしたい場合はフォルダも指定します。


第1世代か第2世代かを選択します。今回は第2世代を選択します。この辺りが気になる方は以下のサイトに説明が載っています。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn282285.aspx


メモリの割り当てサイズを決めます。私のマシンではメモリに余裕があるので2GB割り当てました。必要に応じてサイズを決めてください。


前の作業で作成した仮想スイッチを選択します。


仮想ハードディスクの設定を行います。この手順通り進めた場合、仮想ハードディスクは作成されていないと思いますので、新規作成します。割り当てサイズはデフォルト値だと大きいと思いますので変更します。ひとまず30GB割り当てます。


前の作業でダウンロードしたisoイメージファイルを指定します。


最後に内容を確認して「完了」ボタンをクリックするとセットアップが行われます。


セットアップが完了したら仮想マシンを起動します。仮想マシンを起動する前に「セキュアブートを有効にする」にチェックが入っていると起動しないため、チェックを外します。作成した仮想マシンを右クリックして「設定」をクリックします。セキュアブートを有効にするのチェックボックスを外してOKボタンをクリックします。

作成した仮想マシンをダブルクリックして仮想マシンを起動します。ツールバーに電源ボタンがあるので、クリックすると仮想マシンが起動され、ubuntuのセットアップへと進みます。


この後の作業はubuntuのインストール作業となり、Hyper-V独自の作業ではないため割愛します。ウィザードの通り進めていけばubuntuのセットアップも問題なくできると思います。