2016年2月21日日曜日

iOSアプリの実機転送が無料と聞いたので

iOSアプリの実機転送が無料に!?

しばらく、iOSアプリからは離れていたのですが、先日会社でお世話になっている外注さんから、「そういえば、最近iPhoneアプリの実機転送は無料でできるらしいっすよ!」というのを聞いたので、無料で実機転送できるか試してみます。

環境の準備

ネットで調べたところによると、Xcode7からできるらしい。まずは、Xcodeのセットアップをします。

xcodeの起動とVersion確認


  1. Spotlight検索に「xcode」と入力するなどして、Xcodeを起動します。
  2. [Xcode]→[About Xcode]をクリックしてXcodeのバージョンを表示させます。
※ちなみに、当方の環境は「7.2.1」でした。

適当なアプリを作る

  1. [Create a new Xcode project]をクリックします。
  2. [Single View Application]が選択されている状態で[Next]をクリックします。
  3. [ProductName]には、とりあえず「Hello20160221」と入力します。[Devices]は「iPhone」を選択します。入力が完了したら[Next]をクリックします。
  4. ディレクトリの場所を聞かれるので、適当に選んで[Create]をクリックします。
  5. Main.storyboardファイルをクリックして、ViewにLabelで「Hello」と入力します。

シュミレーターで動作確認


  1. Xcodeの画面左上にある再生ボタンをクリックします。ビルドされシュミレーターにアプリがインストールされ、先ほどの「Hello」が表示されます。

実機転送


いよいよ、実機転送を試してみます。

  1. LightningケーブルでMacとiPhoneを接続します。
  2. 画面左上のTarget Deviceを指定するところに、今接続したiPhoneが表示されますので、それをクリックします。
  3. Xcodeの画面左上にある再生ボタンをクリックします。すると、ダイアログが表示されました。「Failed to code sign "Hello20160221". No provisioning profiles with a valid signing identity (i.e certificate and private key pair) matching the bundle identifier "xxx.xxx.xxx.Hello20160221" were found. Xcode can attempt to fix this issue. This will reset your code signing and provisioning settings to recommended values and resolve issues with signing identities and provisioning profiles.」ひとまずここは[Fix Issue]をクリックします。
  4. 「To fix this issue, add an Apple ID account.」と表示されたので、[Add...]ボタンをクリックしてアカウントを追加します。
  5. 「Sign in to use your Apple ID.」が表示されるので、Apple IDのIDとPasswordを入力して[Sign In]をクリックします。PreferenceのAccountsにアカウントが追加されるので、Preferenceを閉じます。
  6. 「To fix this issue, select a Development Team to use for provisioning:」とメッセージが表示され、コンボボックスに「xxxx(personal Team)」が選択された状態となっているので、変更せずにそのまま[Choose]をクリックします。
  7. 「An App ID with Identifier 'xxx.xxx.xxx.Hello20160221' is not available. Please enter a different string.」と表示されていたので、ひとまず[Done]をクリックします。ここではおそらくBundle Identifierに'xxx.xxx.xxx.Hello20160221'が使用できない旨のメッセージと思われるので、こちらを変更してみます。
  8. 画面左側に表示されているツリーからroot要素(ここでは「Hello20160221」)をクリックして、[General]を確認します。
  9. [Bundle Identifier]の'xxx.xxx.xxx.Hello20160221'のxxxの部分を取り除いてみます。[Bundle Identifier]には「Hello20160221」だけ入力された状態にしておきます。
  10. [Fix Issue]をクリックします。そうすると、Teamの下に出ていたエラーは消えます。
  11. 改めてXcodeの画面左上にある再生ボタンをクリックします。これで、iPhoneの実機にアプリがインストールされます。もしここで、iPhoneにロックがかかっていたら、ロックを外しておきます。

補足


初めて実機にアプリを転送するときに、iPhone側で「セキュリティが〜」的なメッセージが出た場合は、iPhone側の[設定]→[一般]→[プロファイルとデバイス管理]をタップしていくと、「デベロッパAPP」のプロファイルが作られていると思うので、「信頼する」とやってください。

所感


ネットで見たら「簡単にできます〜」というページをいくつかみたので、舐めてかかったら以外とハマりました...ちょっと前までは、実機転送するには1万円くらい払わないとできなかったので、これは良いですね!

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